首里城内の広福門と奉神門の間、下之御庭(しちゃぬうなー)という場所に沖縄七御嶽の一つであえう首里森御嶽(すいむいうたき)があります。
首里森御嶽(すいむいうたき)
御嶽の右側にある解説板には、以下のような説明が書いてあります。
首里森(すいむい)とは首里城の別称で、御嶽(うたき)とは沖縄の聖地または拝所のことです。琉球の神話では、この御嶽は神が造った聖地であり、首里城内でもっとも格式の高い拝所の一つです。城内にはここを含めて「十嶽(とたけ)」と呼ばれる10カ所の拝所があったといわれています。
国王が場外の寺社に出かけるときにこの御嶽で祈りをささげ、神女たちが多くの儀礼を行いました。石積内の植物がガジュマルやクロツグです。1997(平成9)年に復元されました。
ちなみに、首里城の中に首里森御嶽を作ったのではなく、首里森御嶽が先にあり、首里城が後から建てられたそうです。
首里城の正殿も素敵ですが、途中でちょっと立ち止まってお祈りしてみてくださいね。