中城城は、勝連城主の阿麻和利を見張るため、琉球王の命令により座喜味城主で築城家として知られる護佐丸が移り住んだ城です。北中城村から中城村にわたる標高167メートルの高台に、東北から南西にほぼ一直線に連なる6つの城郭からなる巨大な城です。
このグスクは沖縄戦の戦禍も免れ、沖縄県内でもっとも原型を留めた城として人気があります。面積は約122平方メートルにおよび、広大で見所が多いグスクです。また眺望の地として有名で、城跡に立つと東に中城湾(太平洋)、西に東シナ海を望み勝連半島、知念半島、さらに周辺の洋上の島々までも見渡すことができるそうです。
世界遺産の銘板と管理事務所(チケット売り場)先の坂を抜けた所にある広場
現在(観光)の入口となっている裏門(右奥)と裏門から入ったところ(北の郭)
北の郭の右側には大井戸(うふがー)があります。今でも水が溜まっています。
三の郭(新城)と西の郭
二の郭と二の郭からの眺望
一の郭(発掘&修復工事中)。霊域・南の郭には多くの御嶽や拝所があります。
正門(一番奥側の門)とカンジャーガマ(鍛冶屋跡)
中城城跡内、南の郭にある御嶽、拝所についてはまた別の記事で紹介します。