久高島での注意事項

久高島に行くフェリーの発着所である安座真港の待合室に、以下のような注意書きがあります。

  • 拝所などの聖地は、古来より島の人々は勿論、琉球の人々が大切に守ってきました。気軽に立ち入れない場所もありますので、訪れる際は良く確認してください。
  • 島から石や植物、動物等を持ち帰らないようにしください。その場所にあるのが一番(自然との共生)です。
  • 行事、神事の日はカミンチュ(神人)以外集落より北側には行けません。観光のお客様も残念ですがご理解ください。
  • 島を美しく守るため、持ち込んだ「もの」(ゴミとなるもの)はお持ち帰りください。
  • キャンプは指定の場所以外は厳禁です。良く確認してください。
  • この島を自分の故郷だと思って美しい島にすることを心がけ、ごゆっくり休憩されて気持ちよくお帰りくださいますようお願いいたします。
  • 皆の心がけで久高島の魅力は守られています。

    また、久高島のホームページにも以下のような注意書きがあります。

  • 久高島では今でも、自然、祖先への祈り、感謝が日常のごとく行われています。本土と違って立派な建物がある訳でもなく、自然そのものが信仰の対象です。御嶽は特に先祖の魂がとどまる場所。何百年に渡って、もちろん今でも、先祖の力を借りて家族や国や世界の為に祈りを通してきた場所です。立ち入らないようにしましょう。
  • 集落より北の西海岸沿いには葬所があります。この島では魂と肉体(死)ははっきりと区別されます。魂はニライカナイに行き、肉体は西の海岸沿いにある葬所に葬られます。そして、葬所へはほとんどお参りしません。むしろ、穢れとして忌み嫌います。夜は特に注意。
  • 島から石や植物を持ち帰らないようにしましょう。その場所にあるのが一番です。持ち帰ってから悪いことが続き、わざわざ戻しに来たという人が多いのです。
  • 指定場所以外でのキャンプは禁止されています。
  • お祭りの日、島内北部への立入りが規制される事があります。お祭りでなくても、ミンニーの日の早朝、タティマンヌワカグラーと呼ばれる2頭の白い馬の姿をした神様が島を廻るといわれ、その姿を見るのは不吉な事とされます。
  • この島では御嶽では線香に火をつけません。
  • 集落の外側には水道がありません。もちろん自動販売機なんてありません。集落より北側に行かれるときは飲み物を持っていきましょう。
  • 久高島は島全体が聖地として大切にされています。一般の観光客には立入れない場所も、多々存在しますのでご注意ください。特に林に入っていくような細い道には、無断で入らないほうが無難です。

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