受水走水は沖縄で初めて稲作が行われた稲作発祥伝説の地であり、東御廻りの巡拝地の一つです。
新原ビーチ近くの農道を数百メートルほど東に進むと、「受水走水」と書かれた路標が立てられており、近くの有料駐車場に車を停めて畑の間の小道を入って行きます。
小道の突きあたりには「受水・走水」の案内板があります。
受水 走水(神名・ホリスマスカキ君ガ御水御イベ)
ここは沖縄の稲作発祥の地として伝えられている。『琉球国由来記』(1713年編)によれば昔、阿摩美久(アマミキヨ)がギライカナイ(海の彼方の理想国)から稲の種子を持ってきて玉城親田、高マシノシカマノ田に植えはじめた。又、伝説によると昔、稲穂をくわえた鶴が暴風雨にあって新原村の「カラウカハ」という所に落ちて死んだ。種子は発芽してアマミツによって受水走水の水田(御穂田)に移植されたという。この地は東御廻いの拝所として霊域になっていて、旧正月の初午の日には、田植えの行事「親田御願」が行われている。
おだやかに流れる西側の受水(うきんじゅ)と速やかに流れる東側の走水(はいんじゅ)
とてもきれいな湧水が流れており、落ち着いた雰囲気でした。ちなみに有料駐車場は海水浴のオフシーズン(訪問は11月)だったせいか、誰もいませんでした・・・(=無料?)。ピークシーズンだと多分、管理人が居るんでしょうね。